女遊びに明け暮れる男の日記

旅行先での女遊びの話などをここに書きます。

孤独なグルメ(第62回):新鮮で3割増のおいしさ!「どんぶり茶屋 おたる堺町通り店」のまぐろ漬け丼と鮭ハラスのちゃんちゃん焼き

簿記3級合格記念兼簿記2級キックオフ旅行ネタもこれにて最後。今日は漁業区域の小樽で食べた海鮮丼の話をしようと思う。ちなみにバックナンバーをまとめると、

いよいよ小樽に降り立つ

新千歳空港から移動すること約二時間、いよいよ小樽駅前に到着。小樽駅前は近代化がすすんでいて大変助かった。まるでバイオハザードアタッシュケースの如く撮影機材以外の荷物を整理し、充実したコインロッカーに荷物を預けた。

しかもバーガーキングまであり、ナゲットが安く売っているので腹ごしらえに買って食うことにした。撮影の試しで、早速ながら駅周辺部分の写真を撮ってみた。

伊藤整ゆかりの家

んでもって相も変わらず花街の写真を、と思って周辺部を歩いてみたらそれらしき通りにさしかかる。

なんかそれっぽい建物を撮っていたら、「雪明りの路」でお馴染みの伊藤整のゆかりの家があった。イベントの小樽ゆきあかりの路もっここから取っているらしい。

雪明りの路 (愛蔵版詩集シリーズ)

雪明りの路 (愛蔵版詩集シリーズ)

どうも小樽と言うのは文学の街とのことで、後で調べてやると市立小樽文学館というものもあったり、石川啄木の歌碑があるらしい。

アーケード街

花街に向かう途中のアーケード街の写真を撮ってみる。人っ子が少ないのは地方都市ならではだが、どうにもこうにも都心部一極集中の流れは抑えられない。そんな雰囲気感じさせる通りである。小樽市-wikipediaに依れば、小樽市の2015年度の人口は121,924人。人口のヒストグラムのモード(最頻値)を読み取ると、40代~50代の間に来る感じで高齢者寄りと見て良い。恐らく高齢化と人口流出待ったなしな事も読み取れる。

花街を出迎えるレインボーの電車通行の陸橋

「日本DEEP案内」の情報を頼りに歩いていたら、いよいよ嵐山新地前の光景にさしかかる。

残雪残る花街の光景

以下、本記事では今まで紹介しなかった写真を紹介したい。旅行にでかけたのが3月なため、まだまだ残雪が残っていて、雪かきをする光景が伺える。

小樽運河へ向かう線路

そしていよいよ小樽運河へ向かう。交番前の線路が綺麗なので1枚。

減価償却費の高そうな車両(スバルのレガシィ)

さらに歩いていると、ボディの塗装が剥がれ、中の鉄(Fe)の酸化が進み、錆びて酸化鉄(FeO)に化け始めてるであろうスバルのレガシィにぶち当たる。ものの見事に鉄と酸素がくっつき、化学式「2Fe+O_{2} \to 2FeO」が連想されるこの光景。

雪国の場合、路面についた雪を溶かす融雪剤{塩化カルシウム(CaCl2)や塩化ナトリウム(NaCl)}のくっついた雪水(水溶液)が、車のボディに付着。蒸発しにくくなった水溶液の酸素と鉄が化合し、結果的に車のボディの鉄が酸化しやすくなって錆びやすくなるとのこと。(融雪剤が原因の錆、メカニズムとその対処法とは?|CARさっぽろより)


とすれば気になるのは車両の固定資産としての耐用年数。自分の直感として、雪国では、鉄を使った有形固定資産(車両、電車、バス、トラック、船舶、建物、備品、土地など業務に使う目に見える資産)の耐用年数が短く、減価償却費が高くつくと仮設を立てた。以下そのリクツを話そう。まず定額法における減価償却費の計算式を確認すると、

定額法における有形固定資産1年あたりの減価償却
1年あたりの減価償却費[円/年][a]=(取得価格[円][b]-残価[円][c])÷耐用年数[年][d]

例えばある車両を購入し、取得価格[円][b]が100万円、残価[円][c]は0円だったとする。この車は本州で使用している限り5年の耐用年数であるが、北海道などの雪国では4年の耐用年数しかもたないと仮定したとき、

本州の場合の車両の減価償却費[円/年][a]=(1,000,000[円][b])÷5[年][d]=200,000[円/年]
雪国の場合の車両の減価償却費[円/年][a]=(1,000,000[円][b])÷4[年][d]=250,000[円/年]

とどうしても減価償却費が高く計上される。その原因が融雪剤や海風が鉄を錆びさせやすくし、車両の耐用年数を少なく見積もらねばいけない事にあった。耐用年数が短いとすれば、減価償却費を安くという人ほど取得価格[円][b]の安い車両を選ぶように思う。MercedesやAudiが少ないのも、こういう理由もありそうだ。

さらに有形固定資産を転がして売上を出してる会社程、固定資産の管理や損益計算書(P/L)に頭を抱えている経営層も少なくないだろう。


例えばJR北海道平成29年度の決算公告の単体損益計算書を見て見るに、総費用約614億円の内、修繕費が151億円、減価償却費が114億円。

全体に占める割合を算出するに、(修繕費+減価償却費)÷営業費用=(151+114)÷614 ×100 = 43.1%とおおよそ半分が車両を始めとした固定資産に関する費用である事がわかる。原材料の鉄が錆びやすいかどうかを抜きにしても、雪国で商売するには有形固定資産の修繕費や減価償却費がかかりそうだと言うことを頭に入れておきたい。

いよいよ海鮮料理にありつく

そして小樽運河付近のコンビニでガラナを煽った。小樽運河を見る前にとりあえず腹が減ったので飯屋を探した。どこもかしこも似たようなお店ばかりで肝心の味は?と言う所。

結果的に「どんぶり茶屋 おたる堺町通り店」に決定

入口

こうして色々見て回った結果、最終的にどんぶり茶屋 おたる堺町通り店に決定。店の前のメニュー表で食べるものを決めて中に入る。

微信」(中国版WhatsApp)が決済をやっていたことに驚く!

話変わり、昨今東京のROLEXの正規店(デパートの外商)で買い物をする中国人が増えたなと思っていた。だがそれはこの北海道の観光地でも同じようだ。中国人向けの決済を用意しており、中国銀聯(UnionPay)は見たことがあったが、支付宝(Alipay)、微信支付(WeChat Payment)はこの方始めてだ。中国人が結構観光に来てる事が伺えた上、こういう観光地程お客様対応が早いものと実感。そんな訳でいよいよ席に着く。

まぐろの漬け丼を食べる!

席について暫く待っていると、いよいよまぐろの漬け丼が到着。早速食べてみると生っぽさが残っていて鮮度が良かった。

鮭ハラスのちゃんちゃん焼き

そして頼んだ2つ目のメニューが「鮭ハラスのちゃんちゃん焼き」。やはり普段の鮭のハラスより柔らかく、脂の乗り方もなめらかで美味しい。味噌をつけて食べると食べやすく、更にバターをつけて食べても美味しい。味がくどくなった時の口直しの日本酒がまた甘みがあっておいしっく、酔っぱらいながらどんどん飲み干す。それにしてもこおの魚は東京で食うより、3~4割増で美味しかった。そして慣れない日本酒でほろ酔いのまま、小樽運河へ写真を撮りに行く準備を行った。


最後に

小樽運河(未公開の方の写真)

皆さん本記事を読んで頂きありがとうございます。楽しみにしていますという奇特な方がおりましたら、大変嬉しく思います。

小樽の漁港の写真

北海道旅行ネタもまあこれで最後と致します。(すすきの反省ネタならありそうですが)暫く簿記2級の勉強に専念するため、第149回の6月10日まで更新がすくなくなります。誠に勝手ではございますが、ご承知おき頂きますようお願い申し上げます。