Aggressive Style 5

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昨今はコミケ関係を中心に書いています。同人やニコニコ動画方面で活躍される方の相互リンクをお待ちしています。

ソーシャルゲームは、最低最悪、史上最悪の水物商売である

この度、ソーシャルゲームの運用を行っていた会社をクビになりそうだ。こんな会社に在籍していた経験からソーシャルゲームは最低最悪、史上最悪の水物商売であるという印象を持った。今までキャバクラ、ホスト、風俗、AV、アニメ、avexV系バンド、ジャニーズ、AKB48...*1と数多くの水物商売を遠くから眺めて来たが、これらの悪い部分の集合体と言うべきなのがこの商売だ。これほど俺をいらつかせる水物商売は無いし、DeNAGREEに一日でも早く消えてもらうために、静かな所で抗議をしようと思う。

しかしただDeNAGREEに消えろと言うのは芸が無い。そこで様々なブログの情報を参考に彼らの儲け方をまとめ、少しでもソーシャルゲーム離れが加速し、じわじわと潰れてくれれば良いと思いブログを書く事にした。

筆者のソーシャルゲームに対する立場

まず俺は日本のソーシャルゲームに全く興味が無い。ただこれ以上DeNAGREEがはやり、キャバクラやホストの代替となる商売が増えると、お金が色んな場所に分散されるようになる。

ともすれば女の子の稼ぎにも何%か影響が出そうな予感が。例えばこのブログでキャバクラ上がりの風俗嬢のネタを書く事になったとき、女の子サイドが「キャバからこっち移ったけど、最近稼げないよ〜」と言う事を顔に言うようになるであろう。するとサービスに影響がモロに出るので、この記事の勢いにも数%の影響が来ることがあり得そうだ。

一方ここで風俗体験記を静かに書いている立場としては、こんな業界など無くなってしまえば良いと思っていたし、無くなって俺の現在の職場から居場所が無くなっても全然構わないとさえ思っている。

ユーザーがソーシャルゲームをプレイする理由

ソーシャルゲームとは、日本のDeNAGREEなどのSNSサイト内で展開されるゲームの事だ。ゲーム内ではキャラクターのカードを用いて、ゲームを進行したり、ユーザー同士で対戦させたりしながらゲームを進めて行く。ここでユーザーがソーシャルゲームをプレイする理由の一つは、「○○と言うカード持ってるんだぜ!」と言う優越感に浸りたいと言うのがある。

これはキャバクラで、女の子はお客を立ててお金を出させるのと同じである。ソーシャルゲームでもユーザー同士がほめたりほめられたりと言う関係が活発になればなるほど、カードが売れるという訳である。キャバクラは女の子がアオリ役(サクラ)をやる訳だが、ソーシャルゲームはユーザー全員がアオリ役とアオラレ役をやっているのだからタチが悪い。

AKB48の総選挙の場合も、CD購入者の「○○ちゃんが△△位でうれしい」と言う心理を売り物にしているし、「俺は○○ちゃんに□□円ぶっこんだんだぜ」と言うのをCD購入者と言うの集合の中で、活発にさせ循環させる事で儲けを得ていることに他ならない。現在インターネットの復旧でこのような集合が出来易い状況だからこそ為せる業なのだ。

ソーシャルゲームの儲け方(1):「友達紹介」を使ったねずみ講もどきの宣伝手法で、ゲームの会員数を増やす

まずソーシャルゲームでも普通のゲームでも、如何に多くの人間にゲームをプレイしてもらえるかが大切だ。ともすればキャッチみたいに客をソーシャルゲームみたいに引き込む仕組みが必要だ。最近だと「聖戦ケルベロス」や「怪盗ドリランド」等は電車内に広告を出す等して、ユーザーの引き込みを行っている。ここでソーシャルゲームは、「友達紹介」と言う機能がある。良く学習塾で友達を紹介すると図書券プレゼントと言うサービスがあるが、ここでもこれと全く同じ方法が行われている。

ソーシャルゲームの場合だと、紹介した人にゲームのポイントを付与するような仕組みになってる。このためmobageのメールではゲームに紹介してくる人のメールが後を絶たない。人から人へ紹介紹介...とねずみ講のようにゲームのユーザー数を増やして行くと言う訳だ。こういう風にした方が企業側も広告費を削減できるというメリットがある。

ソーシャルゲームの儲け方

さてこうしてユーザーをゲームに引き込んだ所で、肝心な事は如何にユーザーに金を使わせるかがが肝心だ。ではどのような方法で稼いでいるのか?ゲームの中の構造に着目し、おおまかに分けて以下の3種類にまとめる事が出来る。

     
  1. カード形式にして、とにかくユーザーにカード(お金)を減らさせる方式に
  2. レベルアップしにくい構造にして、長く客を引っ張る
  3. ゲームの進行に関わるアイテムやカードを、ユーザーに買わせる様にしむける

以下はこの3点について突っ込んで話していこうと思う。

ソーシャルゲームの儲け方(2):カード形式にして、とにかくユーザーにカード(お金)を減らさせる方式に

ガチャ、コンプガチャでお金を使わせる

極めつけはゲームに出てくるキャラクターをカード形式にするという事だ。ある程度装備などを選べんでアイテムを購入する形式であったが、だんだん内容の選べないカードが主流となって行く。さて、「遊戯王」「MAGIC」のような現実のカードゲームは、中身が見えない様にしてランダムにユーザーの手にわたる様になっているのだった。これを真似したのが「ガチャ」と言うもの。「ガチャ」もユーザーにどのようなカードが手に入るか分からない様にしてユーザーに購入させる構造となっている。このため欲しいカードが欲しい場合程何度も何度もお金を使わせようと言う魂胆だ。今度は特定のカードをn種類集めさせてやろうと言う「コンプガチャ」と言う物が登場した。

Coupon Collector's Ploblem

ここでカードが同様に確からしく添付されている場合において、カードがn種類そろうのにどれだけガチャを回す必要があるのかについてみてみよう。今回のケースは、n種類の景品を集めるのに必要なクーポンの枚数の平均を求める問題にあたりこれをCoupon Collector's Ploblemと呼ぶらしい。Coupon Collector's Ploblemはコンプガチャの他、アニメ「けいおん!」の映画に付いてくる5種類のキーホルダーを集める場合*2AKB48のCDに付いて来る44種類のポスターを集める場合もこれに該当する。そこでまずは以下の問題を読んでほしい。

問題


n種類のポスターが同様に確からしく添付されているCDが発売されている。n種類のポスターが揃うまで購入するCDの枚数の期待値(平均)を求めよ。
(「鉄緑会数学講師のひとりごと:Coupon collector's problem 」の(3)を一般化)

解答

「コンプガチャの数理 -コンプに必要な期待回数の計算方法について-(doryokujin's blog)」さんを参考に、この問題の解答を簡単に書いてみた。


まず1<=k<=nを満たす自然数をkとする。(k-1)種類目までのポスターが既にそろっていると言う条件の下で、k種類目のポスターを引く条件付き確率をp_kとする。p_kは幾何分布に従うので、k種類目のカードがそろうのに購入するカードの枚数の期待値はE(X=k) = 1/p_k。依って条件付き期待値の和の公式より、求める平均値 E(X) = ΣE(X=k) = 1/p_1 + 1/p_2 + 1/p_3 + ............... + 1/p_n - (i)

次にp_kを考えよう。(k-1)種類以外のカードが手に入ればよいので、残りのn - ( k - 1) 枚のカードを引く確率を考えて、p_k = n - (k - 1) / n = n - k + 1 / n ∴E(X=k) = n / n- k + 1。

以上の面より、(i)からE(X) = Σ(1<=k<=n) n / n - k + 1 = n(Σ(1<=k<=n) 1 / n - k + 1 ) = n(1/1 + 1/2 + ........... + 1/n) (答)

補足

ここでけいおん!の場合n=5なので購入する映画のチケット枚数の期待値は、E(X) = 5 * (1/1 + 2/2 + 1/3 + 1/4 + 1/5) = 約11.4(枚)なので、映画のチケットの価格を1300円とすれば、5種類全てを集めるのにかかる期待金額はC = 1'300(円) * 11.4(枚) = 14'820(円)。

さらにAKB48のポスターの場合を見てみよう。44種類と言う事からn=44の場合を考えれば良い。この場合44枚集めるのに買うCDの枚数は、E(X) = 44(1/1+1/2+1/3+.............+1/44) =192.4(枚)。依ってその期待金額 C = 1'500(円) * 192.4(枚) = 288'600(円)と莫大な数字となる。どうやらコンプガチャに金を使うかどうかは、この問題を知っているかで分かれて来るらしい。おおよそポスターを全部揃えるのに30万かかるなんて分かれば、誰もあそこまでお金を突っ込まないだろう。

ソーシャルゲームの儲け方(3):レベルアップしにくい構造にして、長く客を引っ張る

大抵のゲームのキャラクターにはレベルというものがあり、レベルが上がると強い技が使えたりしてゲームを有利に進める事が出来る場合が多い。ソーシャルゲームでは、このレベルを上がりにくくすることにより、客を長く引っ張る。これは無限に体力の多いモンスターを登場させる場合なども該当する。この技は「FFXI」の頃等ソーシャルゲームMMORPG等と呼ばれている頃から行われている伝統的な方法だ。

ソーシャルゲームの儲け方(4):ゲームの進行に関わるアイテムを、ユーザーに買わせる様にしむける

MMORPGの初期の頃はキチンとゲーム内である程度アイテムが回収できるような構造になっていた様に思う。しかし、今度はだんだん無理してゲームのアイテムを買わせるような風潮が増えて来たのが問題だ。例えば敵との戦闘シーンに「攻撃」「アイテム」しかコマンドが無い場合も。当然防御が無ければ敵からの攻撃は防げないし、アイテムを使う以外的からの攻撃を防ぐ方法がない。ではそのアイテムが買わないと到底間に合いにくい場合はどうだろうか?必然的にゲームのアイテムを現金で買いながら攻略せねばならなくなる訳だ。最近だとゲーセンのメダルゲームでも同様で、アイテムを使う場合は別途メダルを入れてくれと言うようなものも登場している。

ソーシャルゲームの儲け方(5):カードを減らさせて、これらの需要を煽る

ソーシャルゲームの中にはユーザーの持っているカードを減らさせる事で、ユーザーを結果的に長く引っ張るという方法も存在する。さらに強いカードを持っているユーザーが増えると、ユーザーがこの現状に満足し、全くゲームをしなくなる可能性も高くなる。これを防ぐ為の方法として、ともかくユーザーの持っているカードを減らさせるアトラクションを用意している。2枚のカードと引き換えに1枚の新しいカードと交換するシステムや、1枚のカードを減らしてもう1枚のカードを鍛えて行くというようなシステムも存在する。このように減らすカードが用意されれば、ガチャ等で不必要なカードを使いまわせるし、次にガチャを引く引き金にもなる訳だ。カードはもちろんゲーム内のポイントを使わせるような仕組みも健在で、常にユーザーはお金を搾取され続ける訳だ。

最後に:とにかくソーシャルゲームはくだらなかった!

それと現在の会社では、ソーシャルゲームの各機能の挙動がキチンと動いているかの検証を行っていた。検証と言っても実質ただ画面を見ているだけだし、これで時給1200円だから安いものだった。しかしながら各機能にたどり着くのに、色んな画面を行き来しなくてはならないというサイトの構造には大変頭に来ながら作業を続けていた。画面の移り変わりを書いた説明書を置いて、
確認しながら作業をしたいとすら思った位だ。又、サイトのページの説明がいい加減で「フィッシング詐欺か!」とムカつく事も多々あったし、逆に言うとサイトの構造を分かりにくくする事で、ワザとガチャを回させようとしている印象を受けた。

とこんな風にソーシャルゲームの嫌な面、自分の嫌だった面をまとめてみた。この3ヶ月で一番思った事は「やはり、ソーシャルゲームは下らない物だった」と言う事だ。触れれば触れる程嫌になってくるし、会社でソーシャルゲームの話を聞くのもつらい時も。いずれにせよ会社をクビになる事は、金が無くなるという面では大変痛い。しかし他に稼げるようなを探せと言う転機とかんがえ、再就職に励んで行かねばならない今日この頃である。

*1:SEO[検索エンジンに引っかかる]対策とは一切関係ないです。一応念のため。

*2:映画『けいおん!』前売券第3弾特典はけいおんぶキーホルダー!(放課後アニメタイム):
http://houani.blog118.fc2.com/blog-entry-1968.html