Aggressive Style 5

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昨今はコミケ関係を中心に書いています。同人やニコニコ動画方面で活躍される方の相互リンクをお待ちしています。

大学が多すぎるという意見について

この話を高校、塾、予備校と言う観点から考えていく。こうした大学が多すぎるのは大学に入学する生徒の総数が多すぎると言う意見がある。個人的に塾で働いていた経験から、大学の入学する生徒の数が増えすぎる原因として、大学のみならず進学校、塾、予備校の数が多すぎる事だと考える。ここからは、大学名とブランドについて述べたい。

1.1:甘い蜜は受け皿(システム)を手にした者の手に渡る

さて銀と金(福本伸行著)の名言に「甘い蜜は受け皿(システム)を手にした者の手に渡る」と言う言葉からがある。この言葉からも分かる通り、最も政治だろうと何処の業界だろうと仕組み(枠組み)を最初に作った人間が得するようになっている。日本の大学に限って言うならば「ブランド力のある大学ほど良い大学」となるような仕組みを作った人間が一番儲かる仕組みとなっている。

1.2:大学名とはブランド

ここブランドという物は、多くの人に根付いてもらわねばならない。ルイヴィトンにしてもそれなりの期間を経て、日本人に「ルイヴィトンだ」と言うブランド意識を根付かせていった訳だ。実際世界で日本が一番ルイヴィトンが売れると言う話も良く聞く。

一方大学名もヴィトンに近いと言えば近いのが現状だ。明治時代の大隈重信福沢諭吉さんらがこぞって大学を立て始めた。それが早稲田や慶応と言うブランドとなり、多くの日本人に「早稲田というブランド」と言うのを根付かせて来た。よって、大隈重信福沢諭吉さんら結果的に大学のブランドという仕組みを作る事に成功したと考えて良い。

実際ブランド力と言うのは恐ろしい。早稲田の文系の各学部の場合毎年1000人以上の人間が受験してると聞き、当然大学側にがっぽりお金が入ると言うわけだ。又受験生によっては「国立より早慶」って人もいるくらいだ。商売の本では「自社の商品のブランドを育てることが大切」という事が良く書いてある。当然早稲田大学もブランドを育ててきたからこそ収入が見込める事は言うまでもない。このように大学を運用する上での資金を調達する上でも、ブランドは大切な要素なのだ。

又東大や国立や早慶の周りで受験料を徴収する大学も多い。自分の卒業先の場合国立がメインと言える。現実は辛いものであるが、逆に「東大受けてくれる人がガンガン受けてくれると経費入ってくるしまあいいだろ」と学生時代は生意気ながらに思っていた物だ。

1.3:「枠組み」を使って差別。それが日本の伝統的特技

日本の場合大学のブランド=「○○大学という枠組み(=学閥に属する)こそ大切」って言う考え方が強い。さて日本の大学に入ると言うことは、日本の大学と言う枠組みの中の一部になると言うことと同義だ。この事は高校一年生の段階で生徒に言っておくべき事だと思っている。

そもそも人間。特に日本人は自分と似た要素を持った人間とくっつきたがる性質がある。だから就活でも相手から見て「自分と似た要素があるか?」と言うことを問われる事が多い。これは心理学の用語で言うところの「群衆心理」*1に当たると思う。

ここで変に枠組みを作って差別。つまりある種の群集心理が働きやすい構造を作っていくのも日本の特技だ。雇用の業界でも「アルバイト」「派遣」「正社員」「社会人」と言うように線引きし、待遇を差別化する口実になっているのはもはや現状だ。また最近の「草食系男子」「肉食系男子」なども、恋愛をするかしないかで人間を線引きし、恋愛をあおって金儲けしようという意図があることに間違いない。だから個人的に会社にA大学の人間が多ければ、A大学の人間を中心にってなるのはある程度仕方がないと考えている。

1.4:世間一般に言う「進学校」とは?

さて日本で言う「進学校」と言う枠組みに位置する高校について述べる。まず進学校という枠組みに参加するための方法は簡単。自ら「進学校です」と名乗れば良い。次に何処の教育機関だろうと生徒=広告塔。従って生徒を如何にブランド力の高い大学に入れさせて手柄を立てるか?が肝心となる。あえて中学校から生徒と高校。お互いの利害が一致しやすい生徒。つまりは学校から見て東大に受かりやすい生徒を引き抜いてくればよい。

そして、そいつらに手柄持たせる事で自らのブランドイメージを高めて行けばよい。このためには、受験生を競わせて東大や早稲田や慶応の合格率を上げていく必要がある。特に学校は生徒が東大に失敗したところで、金銭的なリスクは一切生じない。というのも授業料を生徒から取っているからだ。今日東大、国立、早稲田、慶応のブランドがあるのも各進学校、各予備校、そして各受験生の競争に依って成り立ってる事に注意されたい。又東大が受験生の舵取り役として機能していると言っても過言ではない。

1.5:各学校の戦略とは?

ここで進学校と一言で言っても、各学校に応じて戦略が異なる。関東ならば開成高校、筑波大付属駒場高校というように「とにかく東大合格」を重視する高校。「とにかく大学合格率を上げる」と言うように分かれると考えている。

1.6:原因

個人的に大学が増えすぎたのは、学校でも塾でも「○○合格」以外にこれと言った方針が無いのも原因。又色々な高校が「進学校」と化しすぎてしまっている点。高校も売りにする部分が無くなってしまうので、どうしても大学の合格率に訴えるしかない。高校によっては職業体験を授業に組み込んだりする所もあったりなのだが、実質ブタ箱として機能している高校や塾もあるのも現状だ。

1.7:解決策

解決策はいくつもあるがそのうちの一つ。それは普通科の高校に限定して言えば、高校のカリキュラムを見直す事だと思う。個人的に文部省も「高校以降はある程度自由にやっていいよ」とするべきだ。その方が各高校とも差別化され、生徒にとって学校を選びやすくなる。日本の場合、そもそも万人に同じ内容を勉強させるという事に間違いがある。小学校など読み書き算盤を覚えさせる場合なら同じ内容でいいと思うが、高校以降はそうでなくてもいいと思う。変な話高校だからといって中学校より難しい内容を勉強しなくて良い

最近のユニクロの社内公用語を英語にする流れや、Panasonicの中国人採用*2の流れを見るに英語が出来る事が必要となって居ることは確かだ。そのため中学校の英語をもう一度勉強する高校があってもいいだろう(中学校の英語でもすぐ話せる書けるレベルに持って行く)。簡単な英語でも「要は相手にある程度伝わる」ような教育をしていけばよい。逆に技術などの分野では、大学の勉強の一部を勉強できる高校があっても良い。

個人的に大学に行く人限定の話になるが、アメリカの高校などでは高校の段階で大学の内容を勉強できるようにし、大学の単位として認められる模様。日本も、こういう制度がある高校を生徒に薦め易くなる所だ。理系に限定していえば、高校の段階で線形代数解析学を勉強できる高校があっていいように思う。上記2つのような演習中心になる科目はどんどん高校のうちにやっておくと、大学に行って他の科目に力が入れやすくなり、研究などにも速く移行できるので有り難い。

又3DCGや物理学。又は確率統計*3の分野なども、数学を知ってる生徒向けに進路指導ができるので非常にやりやすい。生徒の側から見て物を判断する上で、物を知っておく必要があるので一つでも多くのことを知っておくと進路を選びやすくなるのだ。やはり進路を知っておく上でも学力と言うのは大切だ。最近「ニートの海外就職日記」のように「日本で働くだけが人生で無いよ」と言うブログも増えた。ならば「例えばGUCCIの新作がイタリアでしか作れないならイタリア。google,Intelに行きたいのでアメリカ。電気回路に強い製品を作りたいので日本」と言うように得意なジャンルを扱ってる国の大学に行くように教育すればいいのでは?と思う。最も研究はgoogleamazonの普及で、体を動かすようなジャンルで無ければどこでもほぼ同じような事ができる状況ではあるが。

ちなみに研究に限定していえば、会社だからと言って完全に大学と違う研究をしているとは限らない。例えばaさんとbさんが同じ本を読んで読書感想文を書けば当然内容が似通ってくる。と言うことは同じ本を使って研究している人間も居るので、当然言っている事が似通う場合がある。このように自分がやってる事に近い事というのは、世に出回っていたりする物だ。無論研究に限らず、音楽だろうと創作物だろうとそれは同じ事だと思う。

*1:http://note.masm.jp/%B7%B2%BD%B8%BF%B4%CD%FD/より

*2:これはPanasonicの方も、今年になるまで情報を伏せていたんじゃないの?と個人的には踏んでいる。ただ英語が出来るという意味で、本来アメリカ企業を受ける層を取り込んだのだと思う

*3:大学以降の確率では、積分が使われる場合がある。統計の場合も確率が土台となるので同様。