Aggressive Style 5

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昨今はコミケ関係を中心に書いています。同人やニコニコ動画方面で活躍される方の相互リンクをお待ちしています。

セックスしないほど自殺が多い?

0.概要(abstruct)

2chの関連のサイト「ニュー速クオリティ」で「セックスしない程自殺しやすいんじゃないか?」という話があったので、実際に1年間のセックス回数の順位を表す国別の統計(2007年)*1と、自殺率の順位における国別の統計(2009年)*2の2つを見比べ関連性があるかを相関係数という物を用いて調べた。すると実際にセックス回数と自殺者の多さとはやや関連性のあることが分かった。

1.相関係数(correlation coefficient)とは?

まず全てのデータを表す集まりを母集団という。ここである母集団X上にあるn個のデータx_1,x_2,x_3.....x_nのおける平均E(X),分散V(X),標準偏差δ(X)。また2つの母集団X,Yにおける共分散Cov(X,Y),相関係数ρ(X,Y)を以下のように定義する。




このとき定数yの絶対値を|y|と表すと、|ρ(X,Y)|≦1を満たす。ここで-1≦ρ(X,Y)<0ならば負の相関関係にあるといい、0<ρ(X,Y)≦1ならば正の相関関係にあると言う。又ρ(X,Y)=0のとき相関関係が無いと言う。又|ρ(X,Y)|が1に近ければ近いほど相関関係が強いと言える。

3.Excelを使って相関係数を求めてみた

3.1:データー(上表)と、その平均や分散など(下表)







上の表の平均はAVERAGE関数,分散はVARP関数,共分散はCOVAR関数,相関係数=Cov(X,Y)/√V(X)V(Y) の形で計算。又下の散布図における回帰直線は、最小二乗法(近似直線の追加)により算出。ここで、

  • セックス回数の順位の数値が高ければ高い程、自殺率の順位の数値が低い
  • <=>2つの表(母集団)の間に、負の相関関係があればよい
  • <=>-1≦ρ(X,Y)<0 であることを示せばよい

上の計算式により,相関係数ρ(X,Y)=-0.37415となり、セックス回数が少なければ少ない程、自殺率がやや高い傾向にあることがわかる。

4.最後に




今回は相関係数を用い、セックス回数が少なければ少ない程、自殺率がやや高い傾向にあることを示してみた。ただ少々の自殺防止の効果ありと言うことを示したことにもなるのだろうか?そんなことはさておき、今度は何故こういう現象が起こるのかと言うことについて書いてみたい。

5.参考書籍


スバラシク実力がつくと評判の確率統計キャンパス・ゼミ (大学数学「キャンパス・ゼミ」シリーズ)

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1.2で相関係数を求める原理などを復習するのに、大変助かった。回帰直線の傾き(回帰係数)と切片の求め方まで書いてあるので、自分で検証(証明)する手間が楽で助かった。

*1:年間のセックス回数,国別ランキング :http://blogs.yahoo.co.jp/kenkyu_business/39863232.html

*2:図録▽自殺率の国際比較:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html