Aggressive Style 5

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昨今はコミケ関係を中心に書いています。同人やニコニコ動画方面で活躍される方の相互リンクをお待ちしています。

EXILIMのダイナミックフォトを使って写真に動画を合成



URL:http://prom.ameba.jp/exilim/

casioから撮った写真と背景とを合成して面白い動画を作る機能が登場した。具体的にはパラパラ漫画のように複数のポーズの人間の画像を用意し、特定の背景と合成するという物。今日はこの機能がどういう原理で動いているのかを検証してみたい。

ホームページを見てみた

まずホームページの[STEP1]を見てみよう。

これは恐らく2つの画像のRGB値を以下のように操作し、画像を切り抜いていると予想。

  1. RGBの「差の絶対値」を取る
  2. 階調を反転させる

ここからは一眼レフカメラとAdobe Photoshopを用いて検証してみる。

差の絶対値とその説明

ここからは今回の説明の要となるPhotoshopという画像処理ソフトで言う「差の絶対値」の説明をしていきたい。差の絶対値は二枚の画像の全てのピクセルのRGBの値を見比べ、その差の絶対値を取る物だ。以下具体例について。

2枚の画像が違う場合




2枚の画像が違う場合は違う色の画像が生成される。上の図のように黄色と水色の画像がある。下の計算式のように二つの画像の全てのピクセルのR,G,Bの値を引き、その絶対値を取ってやる。当然元の値と違うこと事がわかる。

二つの画像が同じ場合




このように黒い画像が生成される。これは全てのピクセルに対し同じ値を引いていることになり絶対値が0になるからである。完全に同じでなくても似たような画像ならば、これに限りなく近づく。ここからは実際に切り抜きができるかどうか見ていこう。

実際に実験してみた

元画像と切り抜く画像を用意

元画像 切り抜く画像

この2枚の画像を用意する上で重要な事は、「同じ条件の下で撮影する」と言うこと。画像合成をする上ではカメラの「露出」「レンズの絞り値」「ピント」を同一にそろえてやる必要がある。今回の場合,Canon EOS 5Dを固定。さらに露出を1/50s。絞り値をF2.2にして撮影。ピントに関してはMF(マニュアルフォーカス)で撮る方が条件をそろえやすい。

差の絶対値の結果






階調を反転させる

説明の所でも言ったように、画像において同じような部分のピクセルのRGB値は0に近い値。つまり暗くなる。ここで暗い画像を元の画像に戻すために「階調の反転」を行うと切り抜ける。

検証


元画像 切り抜く画像

一見上手く切り抜けたのように見えるが、結果の1,2のように色が変わってしまっている部分がある。1は窓の光(白)と黒い部分との差の絶対値を取ったため、白っぽくなってしまったと言うこと。2点目は影のかかった部分も抽出されてしまったと言うこと。これは影のかかった部分は暗くなるからだと考える。最も無地の壁の方が色が一様になるのでこういった事にはならない。これは以下の説明文にも書かれている事にも一致する。


背景との差を取るとは上手い方法を考えた物だ。ただ合成する画像同士の明るさをどうするか?と言った問題もある。このレベルとなってしまうとPhotioshop+Premireと言うこととなってしまうと思う。